佐塚元章アナウンサーとは
佐塚元章(さづかもとあき)アナウンサーは1951年静岡県出身です。1973年にNHK入局し、スポーツ中継など担当していました。
入局直後から高校野球の実況等を担当しています。サッカーの実況はいつ頃担当していたかはっきりとは分かりませんが、1990年のイタリア大会の実況を担当しているのでこの前後かと思われます。
1990 イタリアワールドカップでの実況
GSの8試合 決勝トーナメント1回戦のアイルランドvsルーマニア、カメルーンvsコロンビア、準々決勝のアルゼンチンvsユーゴスラビアを担当し、内2試合はPK戦での決着となりました。GSの西ドイツvsコロンビアではバルデラマのスルーパスからリンコンが決めるという有名なシーンをスタジアムの熱狂をそのまま実況で伝えました。
・アイルランド、シーディ。シーディ。右に振った。さあこれはチャンスだ!シュート!ゴールキーパー!!ナイスセーブ!ナイスセーブ!
(GSアイルランドvsエジプト)
・1対1になって、すっかり試合のペースがスローダウン。・・試合に見切りをつけて早めに席を立ったファンが見受けられます笑。
(GSオランダvsアイルランド)
・ヘッディングイギータ!キックイギータ!
(GSユーゴスラビアvsコロンビア)
・シュート!決まったー!!ゴーール!!後半43分!リトバルスキーの左足決まった!
(GS西ドイツvsコロンビア)
・逆襲コロンビア。ハーフウェイライン突破バルデラマ。バルデラマリンコン。勝負したいバルデラマ!さあ通った!リンコンだ!シュートっ!!ゴォオオオーール!!どうてーーん!!どうてーーん!!インジュリータイムに入って、コロンビア同点に追いついた1対1ー!リンコンのシュート!同点シュート!奇跡の同点コロンビア!
(GS西ドイツvsコロンビア)
・さあミラだ!かわした!シュートイギータの体制!決まった!
(決勝T1回戦カメルーンvsコロンビア)
・ゴールキーパールング。これが決まればアイルランドの勝利。決まったあ!PK戦でアイルランド初のベスト8!
(決勝T1回戦アイルランドvsルーマニア)
・ストイコビッチ。ストイコビッチかわした!さあこれは個人技だ!折り返す!ワントラップ!シュートは出来ませーーん!!
(準々決勝アルゼンチンvsユーゴスラビア)
・やはり出てきました。ストイコビッチ。フリーキッカーの名手がまず、ユーゴスラビア。得意は右足・・決めた!おお?!これは?跳ね返っている!これは決まっていない!バーに当たって跳ね返った!名手ストイコビッチが外しました!
(準々決勝アルゼンチンvsユーゴスラビア)
・マラドーナ登場。アルゼンチンの3人目。2対1。3人目になりますマラドーナ、左足アーッ!!マラドーナ、どうした!PKを落としました!
(準々決勝アルゼンチンvsユーゴスラビア)
・アッ!これも落とした!トログリオ落とした!マラドーナに続いてトログリオ落とした!
(準々決勝アルゼンチンvsユーゴスラビア)
・ブルのビッチです。アっとこれも落としました!これも決まらない!4人終わって2対2!
(準々決勝アルゼンチンvsユーゴスラビア)
・今度はリベロのハジベギッチ、ここで落としますとアルゼンチンの勝ち。そのまま入りますとさらにサドンデスのPK戦に入ります。ハジベギッチ、アーーッ!!!この瞬間アルゼンチン準決勝進出!!
(準々決勝アルゼンチンvsユーゴスラビア)
最後に
佐塚元章アナウンサーの実況を紹介します。
・マラドーナ登場。アルゼンチンの3人目。2対1。3人目になりますマラドーナ、左足アーッ!!マラドーナ、どうした!PKを落としました!
(準々決勝アルゼンチンvsユーゴスラビア)
イタリア大会では地元イタリア人からブーイングが酷かったマラドーナがPKキッカーとして登場。直前にユーゴスラビアの10番ストイコビッチもPKを外しており、この試合のPK戦はワールドカップ史上初めて5人もPKを失敗しました。佐塚アナもPK戦の恐ろしさを思い知ったでしょう。