今回紹介するのは史上最強のサウジアラビア代表です!
サッカー通の方ならもしかするとわかると思うのですが、いつのサウジが最強でしょうか?
答えは・・
1994年です!
ちなみにこの写真は1994年FIFAワールドカップ アメリカ大会グループF組のサウジアラビアvsベルギー戦の試合前に撮った写真です。
さて、1994年のW杯はアメリカでの開催でしたが、日本も当然出場をかけて戦っていました。
しかし、ドーハの悲劇で出場は叶いませんでした。
ドーハの悲劇の印象が強すぎて記憶にないかもしれませんが、この最終予選ではサウジが首位でしかも無敗で本大会出場を決めています。
日本とは初戦で引き分け、最終戦でイランとの打ち合いに勝利(4-3〇)し、見事念願のワールドカップ出場を決めていたのです!
80年代中頃からアジアの中で強豪となっていましたが、この時のサウジは実はとても強かったのです。
1994年アメリカワールドカップの登録メンバー
GK
1 Mohammed AL DEAYEA
21 AL SADIA
22 AL HELWAH
DF
2 Abdullah AL DOSARI
3 Mohammed AL KHLAIWI
4 Abdullah ZEBERMAWI
5 Ahmed MADANI
13 Mohamed AL JAWAD
15Saleh AL DAWOD
17Yasir AL TAIFI
18 Awad AL ANAZI
MF
6 Fuad AMIN
8 Fahad AL BISHI
14 Khalid AL MUWALLID
16 Talal JEBREEN
19 Hamzah SALEH
FW
7 Fahad AL GHASHIYAN
9 Majed MOHAMMED
10 Saeed Al OWAIRAN
11 Fahad MEHALEL
12 Sami AL JABER
20 Hamzah FALATAH
監督
Jorge SOLARI
ポジション別注目選手
GK
なんといってもデアイエです。
後に「20世紀アジア最高のキーパー」と認定されるデアイエもこの時まだ21歳です。
しかし、最終予選中からその長い手足を武器に活躍し、この大会でも素晴らしい活躍を見せます!
DF
この時のサウジアラビアは守りのチームですが、その中心はCBの2人です。
ハラウィとマダニです!この2人の粘り強い守備が本大会でもキーとなります。
また、13番のジャワドはキャプテンを務め、チームの精神的支柱です。
関係ないですが笑顔も凄く素敵なのです笑。
MF
14番のムワリドは1989FIFA U-16世界選手権でサウジが優勝した時の中心選手です。
本大会でもゲームメーカーとして活躍します。
アミンもアジアの中ではトップクラスの技術を持ち合わせた選手で、4年後にはキャプテンも務めます。
FW
まずエースナンバー9を背負うモハメドですが、上の写真を見ただけでもオーラが凄いと思ってしまうのは私だけでしょうか?
この選手はマジェド・アブドゥラーと言った方がしっくりくるでしょう(アメリカ大会の登録名はモハメド)。
そうです「砂漠のペレ」と言われた伝説のプレイヤーなのです!!
この選手は84年と88年のアジアカップを連破した立役者であり、サウジアラビアのサッカー界を引っ張てきたレジェンドです。
この時はすでに35歳でしたが、素晴らしいブレーを見せてくれました。
次に10番オワイランです。
この選手はアメリカ大会で強烈なインパクトを残し、「砂漠のマラドーナ」と呼ばれるようになります!
さらに若きアル・ジャバー(アルジャベル)もいます!
この後2006W杯まで4大会連続で出場し、3大会でゴールを決め、「砂漠の英雄」と呼ばれます!
監督
このホルヘ・ソラーリ監督ですが、サウジアラビアの国王がアルゼンチンの大統領に相談して決定したとか・・笑。
ワールドカップ出場が決まってから就任したので時間は少ないのですが、どんなチームにしたのでしょうか?
このような選手たちでアメリカ大会を戦うことになるのですが、特にFW陣は伝説的な選手が多くいます。
そして、この大会のサウジは大会参加国中で最も平均年齢が低いチームとなっており、ムワリドなど1989年のU-16世界選手権で優勝したメンバーが多数います。
そんな若いサウジが、ワールドカップでは、オランダ、ベルギー、モロッコと同組となりました。
強豪ぞろいのこのグループで果たしてどのような戦いを見せたのでしょうか??
次回その戦いぶりを紹介します!